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VOLLMER のテクノロジーを活用する鋸メーカーのレナルツ(Lennartz)社 2019-10-21

概要

レムシャイト(ドイツ)のレナルツ社は、50 年以上にわたり VOLLMER 製の機械に信頼を寄せております。丸鋸メーカーである同社は、1966 年に最初の VOLLMER 製研磨機を導入されました。今日レナルツ社では、CM、CHD および CHF モデルの研磨機など、40 台を超える VOLLMER 製機械が稼働しています。これらの機械は、超硬チップソーの精密研磨を可能にしています。さらに、歴史ある両企業の協力はこれに留まらず、丸鋸用研磨機の改良においても緊密に連携しています。

レナルツ社は、産業用金属切断向けの丸鋸の製造と補修に特化した中規模企業です。鋸のスペシャリストである同社は世界中に代理店を置き、5箇所の拠点、すなわちドイツのレムシャイトにある本社とザールブリュッケンの支社ならびにチェコ、中国と米国の支店に250 人の社員を擁しております。120 年以上前にグスタフ・レナルツ(Gustav Lennartz)氏により設立された同社は、現在では 4 代目となるカール・アルント・レナルツ(Karl Arnd Lennartz)氏により指揮されています。レムシャイトのレナルツ社製丸鋸には、世界中の重工業および製鋼業、自動車産業、さらに航空宇宙産業においても多くの需要があります。そのため製造においては、それぞれの用途に応じての特別な要求事項を考慮する必要があります。

シュヴァーベン流の入念な研磨
カール・アルント・レナルツ氏は、「私たちにとって重要なのは、非常に特殊な目的を達成するべくパートナーと緊密に協力することです」と話してくださいました。レナルツ社が 50 年以上前から、シュヴァーベンに本社を置く研磨機メーカー、 VOLLMER のエキスパートの専門技術を信頼する理由はここにあります。1966 年、最初の機械がビーベラッハからレムシャイトへと納品されました。現在、レナルツ社では、同社の丸鋸の製造にあたって既存の400 ~ 500 種に及ぶさまざまな形状の鋸歯を加工するために、約 40 台の VOLLMER 製機械が稼働しています。最新の導入実績には、CM、CHD および CHF モデルの研磨機が含まれています。これらの機械コンセプトは、超硬チップソーを精密にワンクランプで研磨することを可能とします。自動切削のためのND ハンドリングシステムと自動積載に対応する台車によって、機械は 24 時間体制で稼働しています。

金属切断のための高い要求事項
レナルツ社の納品先であるお客様の要求事項は厳しく、しかもそれは、お客様の産業領域同様にそれぞれに異なり、複雑なものです。そのため丸鋸の製造においては、それぞれの特殊な用途を考慮する必要があります。1 社のお客様が 1 つの製品の加工のために 10 種を超える鋸を必要とされることも稀ではありません。例えばリングローリング圧延工場では、種々の素材で製造されているホイールリム、ベベルギアあるいはギアを切断します。航空宇宙産業においては、ニッケルやクロムを含んだきわめて耐性の高い鋼材を切断する必要があります。丸鋸はさらに、自動車産業においても様々なコンポーネントの加工に使用されています。それらは、エンジンブロック、ホイールアクスル、ヘッドレストチューブと多岐にわたります。

金属切断ソリューションの新たな開発に向けた協力
特殊な要件に対する適切なソリューションを見つけ出すために、レナルツ社は自社研究部門において新しい製造方法の開発に取り組んでいます。現在は、精密性、切断速度、そして材料の節約に注力しております。そしてレナルツ社は丸鋸用研磨機のさらなる改良にも取り組んでいて、その点について VOLLMER グループ最高経営責任者のシュテファン・ブラント博士(Dr. Stefan Brand)は、「私たちはともに金属加工業界における未来指向ソリューションの開発を前進させるため、活発に情報交換を行っています。」と話しています。

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